ブランド信仰

ブランド信仰は若い頃に比べてなくなってしまった。世代を考えると、年齢を重ねるごとに、毎日のスキンケアに使う化粧品もステップアップしていくイメージがあるけれど、実際はその逆でスキンケアは年々シンプルになっていく。
若い頃は誘惑が多くて、市場に出回っている多くの化粧品たちに目を奪われ、あれもこれも使ってみたいと購買意欲がそそられる。
実際使ってみて、いいのかどうかは正直わからないし、量販されているものに比べ優れているかどうか判断はできない。ただ、そのブランドの化粧品を毎日のスキンケアやメイクアップに使っているというステイタスで私は使っていたように思う。
私の場合は、デパートで購入する化粧品は、外資のメーカーを選び、そこでスキンケア用品もメイクアップ用品も買い揃えていた。だいたい購入するブランドは決まっていたけれど、外のブランドにもしょっちゅう目移りしていて、ひとつの商品を使い続けた験しがない。
そのいろいろある中から探すのが楽しかったのかもしれない。
それがいつの間にか、当時は、化粧品はデパートで買うものと思っていた私が、なるべく安い化粧品を探して探して、今は最低ラインのスキンケア商品で落ち着いている。あれだけブランドにこだわっていたのに、今はどうでもいいし、欲しいとも思わない。
たまに雑誌やネットで、クチコミで評価が高い美容液を見かけると、興味は一瞬湧くのであるが、1回買っても、次が続かないと意味がないと思うからだ。
スキンケアは毎日の積み重ねであるから、続けられるものでなければ意味がない。そういう意味でメイクアップ用品であれば、1回試してみるのもいいと思い、ファンデーションはいちおうブランドのものを使っている。
プチプラのファンデーションも使ったことがあるけれど、夏場は特にひどいことになってしまう。ファンデーション以外は、これも以前はブランド製品で一式そろえていて、例えばマスカラはどこ、リップはどこというふうにこだわりがあったけれど、今ではこれも安くていいものを探すのが楽しい。